川西二式飛行艇一二型「二式大艇」

　二式大艇を作ってみようと思ったのは、O様に９７式飛行艇をいただいたからです。
　しかし、ウィキペディアを見てみると大きい。大きすぎる。
　今まで作ってきた機体のスケールは１／３２でしたが、１／７２まで落とさないとＡ４の紙に印刷することができそうにありませんでした。
　つまり、４４％に縮小されたものを作らないといけないということです。
　一旦は「また今度にしよう」と思いましたが、間の悪いことに、「世界の傑作機・二式飛行艇」も刊行されてしまいました。
　これは、作れという啓示のようなものだと勝手に解釈して２０２０年に着手しました。
　あれからちょうど３年目が終わるという時に完成しました。
　
　胴体は３分割して作ることにしました。主翼は５００mmを超えていますが、Ｐ－３８とさほど変わりませんし、全長はＦ－２よりも短いので、気になりません。
　分割が増えれば当然、制作過程での誤差のため形状が合わないのはもちろん、パネルラインも合わなかったりしたので試作を繰り返しました。
　主翼のパネルラインはスケールを下げているので書き込み情報量が多いような気になりますがそれほどでもありません。

　飛行に関しては、「ふんわり」と飛ぶということを期待していましたが、「それなり」にゆっくり飛んでくれました。です。

　六角大王でモデリング後ペパクラデザイナーを使って展開図を作成、ペパクラデザイナーからエクスポート（dxf形式）したデータを花子でトレースした後パネルライン等の書き込みを行いました。