三菱　零式艦上戦闘機 二一型「零戦２１型」

　思えば、物心ついた頃には零戦と大和は私のヒーローであったように思います。
　それがいかに人の命を奪うものであったとしても、子供の心にはそうであったのです。
　そんな思い入れのある飛行機ですので、うまく作れないと完成にはしたくありませんでした。
　１回目の試作から何度も試作を重ねました。
　その過程で主翼の形状であったり、フィレットの作り方などの試行錯誤を繰り返しました。

　こだわりは形状もさることながら、「飛ぶ」ということが大切な要素です。
　あくまでも「フライングモデル」がsiroの飛行機です。
　　○第１に飛行安定を図るためにも主翼端のねじり下げは左右対称に再現するのが一番の課題です。
　　○第２にまっすぐ飛ぶためには主翼に対して水平尾翼と垂直尾翼が正しい位置に造作されていなければなりません。
　　○第３に出来るだけ軽く作ることも大切です。
　いつもの事ながら紙のテンションだけではフィレット形状を維持できなくなってしまい、胴体内部に補強材がかなり入りました。
　飛行に関しては、「ふんわり」と飛ぶということを期待していましたが、雷電よりは遅いようですが、優雅とは行きませんでした。

　六角大王でモデリング後ペパクラデザイナーを使って展開図を作成、ペパクラデザイナーからエクスポート（dxf形式）したデータを花子でトレースしています。

　製作メモ
　三菱　零式艦上戦闘機 二一型　零戦 ２１型
　スケール　１／３２
　全長　　　２８３mm
　全幅　　　３７５mm
　総重量　　２６．９６ｇ